春先に敢行しましたルート号で野外飯。率直にわりと楽しいひとときでしたが、いや、ちょっと待てよと。あの程度のことを野外飯と呼んでよいのだろうか? 自転車に乗って行った先で、ただ湯を沸かしてインスタント麺を食っただけではないか!?
反省しました。ごく軽く。
そこで、本格的な冬を迎える前にもう少し「らしい」ことをしてみようと思います。
というわけでやってまいりました。今回もトピーク モンドパックXLに、あれやこれやと無理やりのパッキングです。
これらを使って何を作るのかといいますと、クリームパスタでございます。
風のうわさで聞いたところでは、パスタ類のゆで汁を残さない方法があるんだとか。野外で飯を作る人には常識だそうで。
なんのこっちゃという感じですが、早い話が「パスタをごく少量のお湯で茹でる」ということのようです。
茹で上がると同時にお湯も煮切れるので、茹で汁が残らず、捨てる場所に困ることもない。使用する水や燃料も少なくて済むというもの。
おもしろそうなので試してみます。じゃあさっそく。
外で作って食べる!
まずはソースです。バターでベーコンを炒めます。材料はあらかじめ切ったものを持ってきました。
ベーコンからほどよく油が出てきたところで、こんどはしめじを合わせます。
クッカーのふちにかけてあるのは風よけです。このストーブは風に弱いのが難点。皿状の純正ウインドスクリーンも、まあ無いよりはマシという程度のものです。
そこでこの簡易風防の出番であります。アルミホイルを適当に持ってきて、クッカーのふちから風上に向かってマントのように垂らすだけ。ネットで見かけたこの方法、期待以上の効果でした。ガス缶が過熱する心配もありません。
そうこうしているうちに、しめじにもほどよく火が通ったようです。
つまみ食いしたくなるところを我慢して、生クリームを加えます。
少し煮詰めてからナチュラルチーズを投入。
さらに塩コショウで味を付け、イタリアンパセリをちらせばソースの出来上がり!
つづいてパスタを茹でます。汁を残さない茹で方には、早ゆで系のパスタが合っているとのこと。ググッたところ、90秒で茹で上がるという、マ・マー「サラダクルル」を使うのが定番のようです。しかし近所のスーパーでは取り扱っていませんでした。
そこで代わりに早ゆで3分のパスタを買ってきました。このねじねじ、フジッリという種類のパスタだそうです。目分量でお湯を沸かしたらポットに投入! パスタは70gぐらいです。
結果的には湯量がちょっと多かったようで、3分経過して茹で上がった時点で、茹で汁が底に少し残ってしまいました。でもまあこんなものでしょうかね。
先ほどのソースと合わせて完成! さっそくいただきます。
おぅ、こりゃうまい! ベーコンとしめじのいい味が出てます。コンソメが必要かもと思ったのですが、これだけで十分美味しいです。クリームをもう少し煮詰めておけばなお良かったかな。
きれいに平らげたあとはコーヒーでいっぷく。この日は風も弱く、天気もまずまず。なかなかの野外飯日和でした。
携行品を見直す
ところでこの自転車で野外飯。ネットで検索してみると、同様に愉しんでいる方々が大勢いらっしゃいます。で、気づいたんですけど、みなさん野外飯に関わる持ち物が最小限なんですよね。
熱源はアルコールストーブか固形燃料。合わせて使うゴトクと風防。それらを複数のシェラカップやマグとともにスタッキングして持ち運ぶ。そんなスタイルが主流のようでした。
キャンプツーリング的なものは別として、日帰りサイクリングの途中に野外で簡単な食事やお茶ということなら、ミニマムな選択こそふさわしいのかもしれませんね。
持ってきたものを使わなくても構わない。コンビニの補給食で済ませてもいいし、途中で見つけた店に入ってみるのもいい。荷物を軽く小さくできるというだけでなく、行動に制約が出ないところもメリットですね。
次回はもう少し携行品を厳選して臨みたいと思います。風も強くなってきたし、来春かな~。
2014年モデルのRouteを購入し、参考になるサイトを探していると、ぽんたさんのこのブログを発見しました。
返信削除初の折りたたみ自転車購入で、まだ手元に届いていないのですが、こちらのサイトを参考にお勉強させていただきたいと思ってます。
これからちょこちょこ訪問させて頂こうと思ってます。宜しくお願いします。
かのなおとさん、こんばんは!
削除ルート購入おめでとうございます!
ブログが少しでも参考になれば幸いです。
カスタムすればもちろんのこと、
室内保管にしてマメにきれいにするだけでも、
すいぶんと愛着がわいてきますので、
ぜひ末永く大事にしてあげてください!