ルート号を徹底クリーニング!チェーン編


やってまいりました! 二か月遅れのルートくん大掃除祭り! 去年のうちにやっとけよという声も聞こえるなか、まずはチェーンから取り掛かります。



状態はご覧のとおりのドロッドロ。これでも何度か清掃してるんですが、このありさまですよ。

ひとつには田舎という環境のせいもあります。未舗装の道が普通にあるので、どうしても土埃や砂を貰ってしまうんですよね。

チェーンルブも原因のひとつかもしれません。これまでオイルにはドライタイプのものを使ってきました。フィニッシュラインの赤いボトル、ドライテフロンです。

それがボトルの中で変質してしまったのか、ゼリー状のダマが出来てしまって(溶剤が揮発した?)ボトル口から上手く注せなくなってしまったのです。そこで別のウェットルブを使ったところ、画像のような状態になってしまいました。

未舗装路やマッドコンディションなどの悪条件下では、ウェットタイプのチェーンルブが使われるので、単純に潤滑性能だけで見れば、田舎道にはウェットが合っているのかもしれません。

とはいえルート号は折りたたみ機能が特徴の自転車。手や衣服にチェーンオイルが付く可能性のある車種では、やはりドライタイプのほうが向いてますよね?

植物系洗剤の効果やいかに?

んではさっそく清掃開始です!



ミッシングリンクを外し、チェーンをギアから抜いて、容器の中にポイッ! 今回使うチェーンの汚れ落としはこれ↓



エーゼット 自転車用チェーンディグリーザーです。期限切れ間近の楽天ポイントを消化すべく、エーゼットさんからいろいろ買ってみました。(ディグリーザー、チェーンルブ、グリスガンなど)

このディグリーザー、ラベルの表記によれば
  • 環境に優しい水溶性の植物系洗剤(界面活性剤)
  • チェーンの奥の汚れも落とす高浸透タイプ
  • 防錆剤配合で洗浄直後の錆を防ぐ(*防錆剤の詳細不明)
  • オートバイなどのシールチェーンにも使える
というもの。



吹きかけてみると、臭いはまんま洗剤ですね。刺激臭はありません。

スプレー後、少し置いたほうが良いということなので、5分ほど経ってから歯ブラシでゴシゴシ開始。



たちまち洗浄液が真っ黒に。残りの汚れが判別しづらくなってしまいました。



そこでいったん水洗い。水溶性の植物性洗剤がラクなのはこういうところですね。



まだまだ汚れているようなので、ふたたびディグリーザーをスプレーして、ブラシで汚れを掻き出すことにします。



二度目の水洗い後です。歯ブラシでは届きにくい部分が多いのか、内側に汚れが残っているのがわかります。



水気を飛ばしたものがコチラ↑ 外側はけっこうきれいになっているように見えます。

この程度でも十分なのかもしれませんが、どのぐらい汚れが残っているのかの確認と、洗浄剤の比較の意味も込めて、さらにパーツクリーナーを使ってみました。



ジップ付き袋に入れてチェーンが浸かるぐらいまで噴射!



液の黒さからすると、まだかなり汚れが残ってたんですね。袋の中で歯ブラシを使って汚れを落とすと……



ピッカピカです! 先ほどよりずいぶんきれいになりました。

チェーン掃除に最適の洗浄剤は?

これまで自分が使ったことのある範囲では、もっとも強力な洗浄効果を発揮したのは、やはりダントツで灯油です。が、部屋の中での作業はちょっと無理。今のような季節には使いにくいですね。廃油処理の手間もあります。

次いで、よく使うのがパーツクリーナーです。ホムセンで安価に購入できて、換気に気を付ければ室内使用もOK。チェーン汚れに対してはただ吹くのではなく、袋などに入れて浸かるぐらいまで溜めてからブラシでこするとよく落ちます。さすが石油系溶剤のチカラ。

そして第三の選択が洗剤です。マジックリンなども試したことがありますが、洗浄力はもう一歩というところ。扱いやすさは圧倒的なのですが。

今回のAZチェーンディグリーザーは、マジックリンなどよりは確かに良く落ちる印象ですが、ものすごく違うかといえばそうでもないような……。あるいはもっと多量に使うべきだったのかもしれません。

防錆剤配合という点に関しては、ワイドマジックリンなども防錆剤(ケイ酸塩)入りなので、特別なことではないのでしょう。たぶん。

結局、状態によって使い分けるのが良いのかもしれませんね。



とりあえずこれでチェーン清掃は完了です。きれいにする箇所はまだまだあります! 面倒だなぁと思いつつも、案外楽しいところもある作業ですよね(笑) というわけで次回につづきます。

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