DAHON Route カスタマイズ #08 タイヤを取り付けて足回りを仕上げる


新しいホイールを無事に組み終えたことで、気が抜けたようにホッとしております。季節の移ろいは早いもので、もうすぐ梅雨のはじまり。降り出す前に乗るためにも、ここは先を急がなくてはッ!

ということでさっそく、完成したホイールにタイヤとチューブを取り付けます。でもその前に忘れちゃいけないリムテープです。

リムテープの取り付け


今回使ったワインマン製のリム。よく観察すると、スポーク穴とバルブ穴のほかに謎の小穴が10個ほど開いています。なんでしょうかこれ?

何を気にしてるのかといえば、この穴がパンクの原因になったりしないのかな?ということ。

リムテープを選ぶ際に、これまで幅にはあまり気を使ってきませんでした。大きくズレなければいいんでしょ?ぐらいの感じ。しかしこのリムの場合、謎の穴までも完全に塞いでしまわないと、そこが原因でパンクしてしまうのではないかと思ったのです。

この手のことはとにかく聞いてみるのが一番。メールしましたよKHS JAPANさんに。すぐに丁寧なご返事をいただきました。ありがとうございます。

いわく、その穴はタイヤビードで隠れるのでパンクの原因となる心配はない、リムテープは21mm幅で高圧対応のものを使ってほしい、とのことでした。

なるほど、謎の穴についてはこれでひと安心。あとはリムテープの用意です。

ところが21mm幅のリムテープ/リムフラップって、探してみると案外少ないんですよね。ましてや406用ときてはレアアイテム級です。KHSで扱っているようなんですが、それを売っているお店が見当たりません。

もう一度KHSさんに聞いてみようかなと思いつつネットを徘徊していたところ、とある製品を見てピンと来ました。22mm幅のものでも使えるんじゃない? コットン素材のテープなら。



というわけで買ってみました。Zefal コットンリムテープ 22mm幅です。700C用ですが、巻いていくタイプなので、余った部分は切って対処することにします。



巻き始めてみると、やはり適正幅より少し広いぶん、いまひとつ収まりが良くありません。なるべくサイドにかぶらないよう注意しながら、ぴったりと貼り付けていきます。



どうにか巻き終わりました。ビードの邪魔になるほどにはハミ出していないようです。謎の小穴もこれで完全に覆うことができました。

タイヤとインナーチューブの取り付け


下準備ができたので、タイヤとチューブを取り付けます。タイヤはSchwalbe Marathon Racer 20"x1.50をチョイス。このタイヤ、実はYEAH号のために買い置きしておいたもの。まだ使っていなかったこれをルートに回します。

重さは430g417gでした。マラソンレーサーってこんなに重かったの?! ちょっと意外ですね。勝手に380gぐらいだと思ってました。KWESTとの重量差に期待してたんですけど、大差なくなってしまいました。ワイヤービード版だからでしょうかね。



それでもノーマルのマラソンと比べれば軽量です。トレッドの厚みが全然違いますね。



ついでにKWESTとも比べてみました。「KWESTは転がらない」と言われる理由が分かるような気がします。



チューブは同じくSchwalbe製の6SVを使います。ひとつは未使用、もうひとつは使い古しです。バルブ口は仏式。リムのバルブ穴が仏式サイズということもあり、一も二もなくこの選択となった次第です。



さっそく取り付けます。まず片側のタイヤビードをリムにはめます。通常、タイヤには指定の回転方向があります。マラソンレーサーにも方向を示すマークが付いています。タイヤによってはない場合もあります。そのときはトレッドの形(水はけの方向)で判断します。

片側をはめたら、バルブ口を先頭にしてチューブ全体を中に入れていきます。チューブにはあらかじめ少量の空気を入れて、少し膨らませておくとやりやすいですね。



チューブを入れたらもう片方のビードをはめていきます。バルブの反対側からバルブに向かって落としていき、最後にバルブを少し押し込みながらビードをはめます。

この取り付け作業がものすごく簡単でした。タイヤとリムの相性が良くないと、指が腫れ上がるほど苦労する場合もありますが、今回の組み合わせはまさに極楽。最後はちょっと押しただけでスッと入りました。



チューブの噛み込みがないことを確認したら、ポンプで空気を入れていきます。マラソンレーサー20x1.50"の標準空気圧は、3.5BAR~6.0BARとなっています。 今回はすぐ乗るわけではないので適当に入れました。



出来上がったものをルートに組み付けてみると……



おお!これはッ!! マッシヴな感じがど真ん中! やっぱりルートには太めのタイヤが似合いますね。銀ピカホイールの浮き具合も、 どうやら心配したほどではないようです。



ホイールの収まった姿を見たら、すぐにでも乗りたくなってきました。これは早く完成させねば! はやる気持ちを抑えつつ次回につづきます。

2 件のコメント :

  1. こんばんわ!今日もブログ拝見させていただいています!
    実は僕も先日タイヤ交換したばっかりですw
    マラソンレーサーとはナイスチョイスですね。小径はある程度太めのほうがイイ感じですよねー。

    と言ってますが、僕は406だとビックアップルかKOJAK、マラソンの弟分のシチズンしか使ったことがないので走行性能のインプレ期待していますw

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    1. こんばんはー!
      そうなですよね、小径には太めのタイヤが似合いますよね。うんうん。
      今回は買い置きがあったのでマラソンレーサーになりましたが、
      それがなければ実はぽんたはビッグアップルやシチズンにしたかったんです!
      おもしろいもんですね(笑)
      噂じゃユッチンソンの小径用タイヤも良いらしいですぜ。(グリーンビル?)
      でもまずはこのマラソンレーサーを履き潰さにゃいかんですね。
      完成したらレポートします!

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